会陰ヘルニア整復を実施した症例を2症例紹介します。

  • トップページ
  • ごあいさつ
  • 病院紹介・設備紹介
  • 診療案内・夜間案内
  • トリミングホテル
  • アクセス・駐車場案内
  • コラム
  • 求人案内

※一部に手術の表現が含まれています。

会陰ヘルニアは、肛門周囲の筋肉が薄くなり隙間ができてしまうことで、便をスムーズに肛門まで送ることができなくなり、強い便秘症状が生じてしまう病気です。

高齢、未去勢の雄犬で発生することが多い病気です。

便軟化剤を投与したり、手指で便を取り除くなど行うことで、対症療法としてしばらく維持することも可能ではありますが、放っておくと直腸壁が裂けてしまったり、膀胱がヘルニア孔に入ることで排尿障害が生じてしまうこともあり、通常は早期の外科手術による整復が推奨されます。

1症例目

この症例では、右側の会陰ヘルニア整復を実施しています。

高齢のミニチュアダックスです。

会陰ヘルニア整復の毛刈り

毛刈りは広範囲に行います。

未去勢であることが多く、会陰ヘルニアの再発抑制のため、通常は去勢手術を同時に実施します。

肛門右側に、ヘルニア孔が形成されています。

内閉鎖筋という骨盤の筋肉を剥がし、上側に反転させることで、会陰ヘルニアを閉鎖する組織を強化します。ピンセットでつまんでいるのが内閉鎖筋です。

周囲の筋肉群に糸を通していきます。

それぞれの縫合糸を結紮し、ヘルニア孔を閉鎖しました。

2症例目

この症例では、プロリンメッシュという人工物を使用して手術を行いました。

やはり高齢のミニチュアダックスで、今回は両側に会陰ヘルニアを生じており、両側の会陰ヘルニア整復を実施しています。

右側の会陰ヘルニア孔にメッシュを挿入し、周囲筋肉群と糸をかけます。

それぞれの縫合糸を結紮し、ヘルニア孔を閉鎖します。

左側も同様に実施します。
ヘルニア孔を確認し、メッシュを挿入し、周囲筋肉群と糸をかけます。

それぞれの縫合糸を結紮し、ヘルニア孔を閉鎖します。

会陰ヘルニアは、発症すると強い便秘症状を伴い、日常生活の質が大きく損なわれてしまいます。

早期に去勢手術を実施することで発生防止が期待できるため、なるべく早期の去勢手術を推奨しています。

いつでもご相談ください。